揺れ動く介護

「心が動けば 体が動く」

 「体が動けば 心が動く」

 私は さまざまな 生活習慣病を抱えている 一番厄介なのは

大腸の過敏性症候群 めまい 不眠 狭心症 不整脈 などなど

そんなにあっても 自分より 大変な人は星の数より沢山居て

私は まだ人のために役に立つことも出来るのは 幸せと言える

ヨボ(夫)の実家で 掃除や食事を作るため 朝早く 家を出て 2時間

掛かって行くのに 沢山の薬とホカロンは必需品 そうまでして

行くのも 自分が決心したから出来る事 体は 心が動かしてくれ

るものなんだなと信じて。

そうして 昨日行ったヨボの実家

今 私の周りで 一番 体が弱ってるのは義父だと思う

歩くのも ままならず 食べたものは栄養にならずに ダーダー

に常に出てしまう 大きなおむつも役に立たないときもある

耳は遠くて 義母は 勝手ツンボ と言っている

お茶とか色々 こぼしてしまう

忘れることに関しては酷く ヨボに言わせると もう呆けてる と言うんだけど

私には 分からない

お腹は すぐすくらしく ご飯の後 大きなバナナをつかんで

義母に気を遣って(沢山食べると漏らして下着の洗濯が大変)

「息子と半分にするかええやろ?」とことわっている

そうそう自分の娘にはもっと気を遣ってるんですよ!

そんな義父が わたしにだけは いつも 憎たらしくなるような事を言う

嫁の私には 威厳を保たなければと思い込んでいるようだ

それに 昔から超ケチなので 私がご飯を食べるのが勿体無いと

思ってるのだ これは今までもちょくちょく言ってたこと 


義父のそんな嫌みな言葉に ちっとも慣れない私

役に立とう という

決心が萎えてくる  くやしくて もう行くの 止めよう

と思ったり 呆けてるんだからと思い直したり 揺れ動く。

その気持ちを持ったまま 帰りの車の中夫婦で 口を開けば喧嘩に

なるのは分かってるので 終始無言のまま それでも帰りがけ

娘の家に寄ってくれたので 娘と話したり 孫の可愛い笑顔を

見て すっかり 楽しい気分を取り戻すことが出来た。

そういえば ヨボの実家の帰りには いつも自分の実家に寄って

気分を癒されてたなあ・・・・と思い出した。


帰りのサービスエリア 御在所には屋台が沢山出ていました

行く途中の風景


ここは 鮎が沢山釣れるきれいな川